ネガフィルムで撮影、現像を突き詰めていたらISO感度っちゅうのがわからなくなってきた。
1段ISO感度を上げれば、1段分明るくなるのね。
同じ見た目の明るさで 、1段シャッターが早く切れるのね。
っていう話はよくある話。

しかし、フィルム上でどのような状態であれば、それがISOいくつのネガと言えるんだ?
前の記事の中で濃度と透過率の関係や、露光量と濃度の関係などについて書いたが、結局ISO感度ってなんなんだ?何をもって、このフィルムはISO感度100で現像された、400で現像されたといえるのだ?

そこんとこネットの先人たちのHPを読み漁った・・・。
また、面倒な話なわけである。
(実際、ポジだろうと、デジタルだろうと深い話である・・・)


EastmanKodakXX / aaron_anderer



フィルムにおけるISO感度の定義は、下記のページに記載がある。
フィルム露光の理論

このHPのフィルム感度の項によれば、下記のとおりである。


フィルムの濃度がこのカブリベース濃度から 0.1 増加する露光量を Em とし、この点から露光量がさらに 20 倍大きい(log E = log Em + log 20 = log Em + 1.3)点の濃度が 0.8 増える(γ=0.62)ように現像されたフィルムで、S=0.8/Em として規定されている。

ああ、面倒くさい!!
ここでEあるいはEmは単位がルクス秒なので、実際の光量を測定する必要があるが、カメラではEVしか測定できないので、EVからルクス秒を算出するしかないのか・・・。

加えてやはり、フィルム濃度を測定する必要がある。
濃度計は気軽に買えるお値段ではないのよね・・・。
さてはて・・・。 

そして、とうとう見つけてしまった・・・。
フィルムに関するKodakのドキュメントを・・・。
これを読み解かねばならない・・・。
http://motion.kodak.com/motion/uploadedFiles/US_plugins_acrobat_en_motion_education_sensitometry_workbook.pdf 

そのほかにも幾つかのドキュメントが・・・。
KODAK: Motion Picture Educational Community
長い道のりだぜ・・・。